愛する存在が教えてくれること

順調に術後回復中のリンちゃんと
ほぼ24時間ずっと一緒です。

ちょっとしたことでも

例えばご飯残すとか
ずっと寝たままとか

一瞬不安になってしまう。

リンちゃんからすると
どう考えたって
ありがた迷惑であろう思考(ーー;)

でもその度に
わたしは過去のわたしに

もう大丈夫だよ。

そうやって声をかけることを
忘れない。

この不安や恐怖は
今、この目の前の現実から
生み出されただけでは無くて
過去にわたしが消化できずに
抱えたままにしてきた
そうするしかできなかった
わたしの感情だから。

例えば
三年前の今頃
どんどん悪化する体調、
減少する体重、
咳をすれば血痰、
レッドフラッグ🚩と言われる
いわゆる命に関わるやばいサインが
愛する夫の体に
どんどん現れ始めていた。

その当時の諸々の状況で
本当の心のうちまでは
誰にも相談出来なかった。

わたし自身が
目の前の現実を
そのままに受け入れられなかった。

どこかで
本当は分かっている事実を
認めてしまうことが
怖かった。

認めたら
本当になってしまうと
思ってた。

でも正直
たった一人の心に
閉まっておくには
とても重くて
苦しいものだった。

大切な人だから
愛する人だから

その あたり前の事実が
受け入れ難かった。

体があれば時には病み
常に老いは進み
いつかは朽ちるものなのに。

それでも
元気でいて欲しい
無事でいて欲しい
側にいて欲しい

共に生きていたい。

そう思わずには
いられないのだから。


愛するがゆえに
悲しみを覚える。


愛するがゆえ、
なんだよね。


愛しい人が
病んで
老いて
死んでいく現実を
突きつけられる度に
心が張り裂けそうになる。

その悲しみは
愛なんだよね。

元気であること
無事であること
側にいること

共に生きていること。

それがどれだけ
有り難いことなのか
教えてくれるんだよね。


怖さや不安、
悲しみを受け入れることや
認めることは
悲しいことじゃない。

弱さでもない。

愛に戻ってくること。

むしろ
優しい。

だから
3年前のわたしが
ちゃんと戻ってこれるように
今日のわたしは
共に涙を流すことが出来るぐらい

その悲しみや恐怖を共に味わい
わたしに寄り添えるぐらい
強くなれたんだね。
優しくなれたんだね。

悲しみが愛しみに
昇華する。

きっと私たちは
愛する存在を想って
悲しみの涙を流す度に
この地球上での
愛しみの還元に
貢献している。

それが
リンちゃんが
教えてくれていること。
ありがとう❤️

なんてデリシャス・モーメント✨



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